とうとうGeneral Dental Council に登録開始〜英国で歯科医師として働くためには

英国の歯科医療者を管理する!!General Dental Councilとは

英国で歯科医師が働くためには、英国人であろうとなかろうと、「General Dental Council(GDC)」という公的な機関に登録する必要があります。日本でいうと、厚生労働省への登録、ということになると思いますが、意味合いはだいぶ違う感じ。

免許を登録したら終わり、という日本の制度とは違い、GDCは、歯科医師、歯科衛生士、歯科助手、技工士など、歯科で働くすべての人を登録させて、その厳しい管理を行なっています。以下、GDCのホームページより。

Our primary purpose is to protect patient safety and maintain public confidence in dental services. To achieve this, we register qualified dental professionals, set standards for the dental team, investigate complaints about dental professionals’ fitness to practise, and work to ensure the quality of dental education.

(GDCの目的は、患者の安全を守り、歯科医療に対して一般の人々が安心できること。そのために、資格のある歯科医療者の登録制度、歯科医療チームが従うべき基準を設け、歯科医療者に対する問題点を調査し、教育の質を保つべく、働くことである。)

。。。。。偉そうじゃないですか?「歯科医療者から患者を守る」と公言しているのがGDCです。

しかし、歯科医師登録を牛耳っているのはこのGDCであり、GDCの言うところの「歯科医療チームが従うべき基準」に違反したものに対しては、容赦無く「警告」「登録の一時凍結」、最悪は「登録取り消し」という権利を使ってくるらしいです。

そして、外国人歯科医師(EU圏外)に対する免許登録のための試験を行なっているのもGDC。

そう、どんなにやな感じでも、英国で歯科医師として働く= GDCに登録する ためには、GDC様のいうことをしっかりと聞き、彼らの主催するOversea Resistration Exam(ORE) という試験に合格する必要があるのです

GDCへの登録の準備を始める

私は2015年にORE試験に受かっているので、あとはGDCに登録すれば、英国の歯科医師免許を得た、ということになります。

ただ、GDCに一度登録してしまうと、年会費が発生し、しかも、5年間でかなりの数のセミナーを受けなければ次の更新ができない、という決まりがあります。GDCに問い合わせたところ、登録はいつやってもいいとのこと。あとでやればいいや、と見合わせていました。

しかし、最近になって登録をしなければならなくなった理由。それは、「IELTS」の期限が今年の8月で切れてしまうから!!

それだけなのです。IELTSとは、TOEFLと同じく、留学や移住、海外で働く時などに、「英語力の証明」として課される英語試験。英検やTOEICと違い、どんなに良いスコアをとっても、「期限」があるのが泣き所で、これらの試験の期限は2年。

イギリス、オーストラリアで何かしようと思ったら、このIELTSは決して避けて通れません。ORE試験を受けるにも、GDC の要求するIELTSのスコアがないと試験さえ受けることができません。以前は、OREに受かれば、いつでも好きな時(例えば10年後でも)に、IELTSを2度と受けることなく登録することができました。しかし2017年、突然ルールが改正され、GDCへの登録時にも、IELTSのスコアの提出が求められることになったのです。2015年9月に試験が終わり、のんびりしていた私でしたが、そろそろ登録しようとした時には試験の際使ったIELTSのスコアはもう期限切れ。もう一度、GDC登録のためにあの厳しい試験を受けなければならないとわかった時のショックは、相当でした。

IELTSを再び受ける!

気を取り直して、泣く泣く昔の教科書を引っ張り出して勉強し、なんとか2018年8月にIELTSの必要スコアを取ることができました。登録のためのIELTSスコアは、最低平均7.0。平均7を取れば良いと言っても、リーディング、リスニング、ライティング、スピーキングの4セクションのうち、ひとつでも6以下をとるとたとえ平均が7あっても認められないので、日本人が得意なリーディングで点を稼ぐという作戦は不可。一度目はライティングで6を取ってしまったので、平均は7でしたがアウト。2回目のチャレンジでやっととれたスコアでした。

その期限がこの8月に切れるため、急いで登録を始めることになりました。まだまだ渡英する予定はないのに。。。。でも、アラフィフの私にとって、もう一度IELTSの準備をする元気も、記憶力も衰える一方。2年前に受けた時だって、若者に混じって、汗をかきかき受けたのです。あ、同じくらいの年代の人がいる!と嬉しく思ったら、その方は大学生の娘についてきているお母さんでした(笑)。

とにかく、GDCが要求するIELTSのスコアがもう一度取れなければ、生涯登録できなくなるのです。自信がありませんでした。

これ以上IELTSを受けなくてもいいように、まずは登録を済ませてしまおうと、2020年6月に入ってから、慌てて登録の準備を始めました。

 

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