ハリウッドスマイルは簡単に手に入る 〜白い、まっすぐは当たり前の歯のお話〜

こんにちは。歯科医師の松浦直美です。

休診日に、1人で映画を見てきました。

いろいろ用事を済ませてから滑り込みセーフ。平日のお昼だというのに映画館はとても混んでいて、真ん中ほどの列で一つ空いていた場所を指定して購入し、コマーシャルが始まっている真っ暗な上映室に小さくなりながら入りました。

両脇は同年代のカップル。そこに挟まれた一人分の席に「すみません」と陣取って鑑賞した映画は

「トップガン マーヴェリック」(写真は公式ページより)

そう、主演のトム・クルーズが35年間も温め続けたという1986年に公開された映画「トップガン」の続編です。

私たちの世代からしたら、もうそれだけで垂涎もの。他の世代にとっても、世界最高峰の海軍パイロットとボーイング戦闘攻撃機によるアクションは、初めから終わりまで瞬きする暇もないほどの興奮を味わえるのではないでしょうか。

公開から随分経ち、先にみた友人知人から、「いいよいいよ」と聞いてはいたのですが、

もう、あのオープニングの音楽が流れた瞬間に、ウン十年前の青春真っ只中だった頃にすごい勢いで引き戻され、両脇に座る見知らぬ夫婦とともに、息をつかせぬ映像の連続にアドレナリンを噴出させながらあっという間の2時間余りが夢見心地で過ぎました。

それにしても、還暦を目前にしてなお、鍛え上げた肉体と甘いマスク全開のトムクルーズと、50歳を過ぎてもえも言われぬ色気を発するジェニファーコネリー。

そしてトップガンのエリート卒業生たち。

映画を見たみなさん、気づいている方もいるかもしれませんね。

彼らの歯が、あくまでも自然に白くて、綺麗なことに。

芸能人はやはり歯が命

「芸能人は歯が命」

昔、こんなコマーシャルが流行ったことがありましたよね。

歯が綺麗で白く輝いていることは、今や芸能人のみならず、一般の人にとってもとても興味のあることだと思います。

しかし、久しぶりに見たハリウッドの映画の中に、「歯に対する特別な意識の高さ」や「わざとらしいほどの綺麗さ」というようなものは感じられませんでした。

歯が綺麗なこと。歯並びが良いこと。それはもう、「当たり前」です。

映画のシーンの中で、海の中で同じミッションに挑む仲間たちがボールゲームで戯れる画があります。

60歳を目の前にしたトムクルーズはじめ、出演者すべてのその肉体の美しさに、目を奪われました。1人として、そう、誰1人として、ちょっと太り気味だとか、お腹がだらしないだとか、そんな体を晒している人はいなかったのです。

そして、当然のように、出演者の歯は歯並びも良く、色も健康的に白く輝いていました。

おそらくオーディションでは「鍛え抜かれた身体」「綺麗に揃って白い歯」という2点については、最低条件として当たり前に兼ね備えているもので、そこからはじめて選抜の土俵に立ち、「演技力」「個性」「表現力」などが競われたのではないかと思います。

逆に、歯が凸凹していて、くすんだ色をしていたら、少なくともエリートパイロット集団「トップオブザトップ」であるトップガンを舞台にした映画に出演するためのオーディションの、一番初めのところで落とされていたでしょう。

そのくらい、自分の歯をマネージメントできているということは、彼らにとっては「当たり前」のことなはずです。

芸能人じゃないけれど、「綺麗に並んだ白い歯」は必要か

では、一般人である私たちに、その基準は適用されるのか。もしくは、「綺麗な白い歯」が必要なのか。

これに対する答えは、Yes であり、Noでもあります。

要するに、自分が望むかどうか。
審美歯科治療において、まずクリアにしなければならない点はそこにあります。

そして、「歯が綺麗になる」ことは

「億万長者になりたい」
「20歳若返りたい」
「仕事で昇進したい」

といった願望と違って、「十分に実現可能」な望みと言えます。

「自分が歯並びが悪いから、子供にはそんな思いをさせたくない」
そんな気持ちで、お子さんの歯のケアや矯正に熱心な親はたくさんいます。

でも、考えてみてください。

子供にプレゼントしたい綺麗な歯。

それを、今から自分がもらうことだって十分に可能なのです。

歯科医院はどこの町にもあり、歯科医師や歯科衛生士はそれぞれの得意分野を生かして、頑張っているところも多い。口腔ケア用品の市場も、一昔前に比べて随分伸びているため、多くの製品が簡単に手に入ります。

ずっと歯や口元にコンプレックスがあった方。
大きな悩みはないけれど、もっと綺麗になる方法があるなら知りたい。

いまなら、どんな年齢の方でも、解決策があります。

まずは、自分の胸に聞いてみてください。
「あなたは、白く輝いて、真っ直ぐに並んだ歯が欲しいのか」

大人の女性がハリウッドスマイルを手に入れる方法

確認しておきますと、「ハリウッドスマイル」とはわざとらしいほどの白い歯がギラギラと並んでいる状態ではありません。
歯のことをわざわざ他人に意識させないほどの、「綺麗で白い歯」が自然に存在する状態、だと私は定義しています。

それを手に入れることは、現代なら難しくなくなったと断言できます。

どのような方法があるのか、一つずつみていきましょう。

✔︎ 歯並びを治す

「歯並びが良くなりたい」

「ずっと気になっていた歯の凸凹を、真っ直ぐに並べたい」

そう思うのであれば、矯正治療は第一選択です。
え、大人になってから矯正できるのかって?
はい、何歳からでも、矯正治療はできます。

ただ、症状によって数ヶ月から数年の長い時間がかかる、装置によっては目立つ、というのが欠点と言えるでしょう。

しかし、「インビザライン」に代表される透明で目立たないマウスピース型の装置で
目立たず、快適に矯正治療を行うことも可能になっています。

エンジェルスの大谷選手が、インビザラインを装着しながらプレーしていることは一般人には余り知られていないかもしれませんね。

✔︎ 歯の形や並び方を一緒に治す

「歯並びも悪いけど、歯の形や色も変なのよね」

こんなお悩みの方には、セラミックなどの審美歯科材料で制作された人工の歯を被せて歯の色、形、そして歯並びも直す方法があります。

「セラミスト」と呼ばれる歯科技工士の技術は素晴らしく向上していて、本当に生まれたての天然の歯より綺麗なのに、なぜかとても自然で美しい歯を制作することができるようになりました。

歯科技工士の勉強、技術獲得のための努力には、本当に敬意を評しています

しかし、時には健康な歯を大きく削らなければならないこともあり、この治療法を選択するかどうかは、年齢や、歯の状態などを注意深く審査した上で、慎重に決める必要があります。

歯を削る量を減らすために、セラミックを被せる前に矯正治療を施すことが理想でしょう。

✔︎ ホワイトニング

この言葉を知らない方はいないくらい、認知されてきていると思います。

もともと英語では「ブリーチング」と言われ、過酸化水素の性質を利用して歯を中から漂白する方法です。

最近では、過酸化水素を使わない方法でマイルドなホワイトニングを行ったり、街角でセルフでホワイトニングを行う方法など、たくさんの選択肢が可能になっています。

しかし、どんな方法を行うにしても、必ず初めに歯科医師の診察を受けてから行ってください。

ホワイトニングを行う前に歯科治療が必要な場合もありますし、40代以上の方であれば歯周病の治療を行わなければならない可能性も高いです。

ホワイトニングも、効果的な「レシピ」が存在しますので、効果のないやり方にお金や時間をかけるよりも、伴走してくれる歯科医師や歯科衛生士と一緒に進めることが効率的なことが多いです。

✔︎ メインテナンス

審美歯科治療において、最も大切なのが「メインテナンス」です。

軽度の着色による歯の色のくすみなどは、定期的なメインテナンスを繰り返すだけで気にならなくなることも多いです。

実際、「歯を綺麗にしたい」といって当院のドアをくぐる方の中には、保険治療内で歯科衛生士のケアを何度か受けているうちに「歯が白くなって、今まで気になっていた歯の色が気にならなくなった」とその後の治療を希望しなくなる方も少なくありません。

歯科医院にとってはホワイトニングやセラミック治療を受けてもらえないという経済的打撃はありますが(笑)、メインテナンスで自分の歯がつやつやと蘇り、汚れもつきにくくなってくのを見るのは、驚きでもあり、やはりとても嬉しいことでもあります。

もちろん、上記にあげた矯正治療、セラミックなどによる修復治療を受けた方にも、メインテナンスは必須です。

それこそ、ハリウッドスマイル「綺麗で白い歯」を「当たり前の日常」にするには、この当たり前の習慣が大きな鍵を握っている、と言えるのです。

まとめ

本日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

大人の女性は、たくさんのしがらみ、責任、そして体調の浮き沈みのほか、仕事などで歯のケアの必要性を迫られることもないことも多く、意外にも歯に時間をかけることのない(できない)代表選手であるのではないかと思います。

しかし、ちょっとした知識を得ることで、自分の時間をやりくりして、歯科医院に通う習慣を身につけよう、と思われた方が1人でもいらっしゃれば、嬉しく思います。

ハリウッドスターのスマイルを手に入れることは、今では難しくありません。

方法によっては、時間や費用やかかることもありますが大切なのは「今始める」勇気を持ち、一歩を踏み出すこと。

歯科に相談に行ったからと言って

歯科医師が治療を「強制」することは決してありません。

治療を受けるのか。どこまで受けるのか。はたまた受けないのか。

なんでも相談できる口腔ケアの「軍師」を見つけていただけることを、願っています。

 

 

 

 

 

 

 

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