【審美歯科大学院】スクーリング3日目は「デンタルフォトグラフィー」

こんにちは。歯科医師の松浦直美です。

ロンドンでの1週間のスクーリングも、早くも3日目が終わりました。

オーストラリア、カナダ、台湾、韓国、イギリス、アメリカ、そして日本。

それぞれの国でオンラインで審美歯科を学ぶ仲間が集まって、1週間休みなしでひたすら研修する、というエキサイティングで、そしてさすがに50代には少々キツい期間です。

3日目の今日は、丸一日かけて写真撮影を学ぶ、「デンタルフォトグラフィー」。

診療前の記録や、治療中、治療後の記録などを、規格に沿ってしっかりと撮っていくための、歯科治療の基本の基本であるにもかかわらず、なかなかできていないことが多い分野でもあります。

口腔内写真。世界の歯科医師のお手並みは?

デンタルフォトグラフィーというのは、一般の方には馴染みの薄いお話だと思うのですが、いわゆる歯科で撮る患者さんのお顔やお口の中の写真です。

写真を撮られることに驚いたり、違和感を覚える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、ご自分のお口の中の記録を定期的に残しておくことは本当に大切で、今後歯科治療を行ったり、メインテナンスを継続していくにあたり貴重な資料となるのです。ぜひ、定期的な写真撮影に同意いただければと思います。

口腔内写真は、普段みることがない自分の口の中に向き合う貴重なチャンスであり、どんな治療法があるのかを相談する際にもとても役立ちます。当院ではメインテナンスに通っている方も年に一度、口腔内写真を撮らせてもらっていますが、ちょっとした変化や、心配なところ、そして良くなったところなど、すぐに理解していただけて、本当に「百聞は一件にしかず」です。

口腔内写真のことは、今までも2回ほどブログに書いていますので、ぜひそちらも覗いてみてくださいね。

ロンドンの審美歯科大学院に入ったことで、自分のカメラが必要になり、全く訳もわからないところから中古カメラの購入に至った時の話はこちら↓

一眼レフを使った口腔内写真について、簡単にまとめたお話はこちら↓

しかしこの国際的舞台での口腔内写真撮影の研修。
このコースを卒業した方々の素晴らしいアートなデンタルフォトグラフィーをインスタグラムなどで見ていましたので、腕利きの人が集まっているのかと思いきや。

実際は多くの学生が、「カメラすら持っていない」「口腔内写真を一度も撮ったことがない」という2年前の私と同じ現実でした。

実際はコロナで延期になったのですが、2年前の私は現地での実習に来るまである程度マスターしなければと、中古カメラを買い、初心者向けの写真教室に通って最低限の知識を身につけたものなのに、みんな、そんな感じなの?と少々がっかり。

それでも、1日かけて行った口腔内写真撮影実習は、一度も触ったことがない人たちへの手取り足取りの指導から、和気あいあいと進められたのでした。

昼休みもわいわいがやがや、情報交換。

みんな、初めはゼロからのスタート。かくいう私も、いまだ初心者の枠をまったくもって出てはいません。

でも、2年前にオンラインで聞いたデンタルフォトグラフィーの講義が、「写真」への興味を引き出してくれたことは確か。中古で買ったカメラが急に壊れて、とうとう憧れのソニーのミラーレスを購入したこともあり、これからも腕を磨いていきたいと思います!

この日の帰りは、えっちらおっちら担いで行ったミラーレス一眼を使って、ロンドンの街並みを撮影してみました。街の香が届けられるといいのですが。

パントマイムも自撮りの時代です

労働者とビックベン、って、結構素敵な取り合わせじゃないですか?と一人でご満悦

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