昭和レトロを求めて 〜歯科医師夫婦のつれづれ手帖 vol 61
歯科医師夫婦のつれづれ手帖は、2010年から歯科医院を営む夫婦が、医院を訪れる患者さんに自分たちの人となりを知ってもらいたいという気持ちから、2014年より院内新聞の一角に書き始めた小さな文章。
なんだかんだで続いています。
ルールは2つだけ。
ルール1 必ず毎月、どちらかが書く
ルール2 内容は、歯科治療以外のこととする(時々ルール違反あり)
第61回 昭和レトロをもとめて
奇跡の復活を果たしたマルカンビル大食堂(花巻)に、みなさんは行ったことはあるでしょうか?
遅ればせながら、帰省していた娘と義母を伴い、先日初めて足を踏み入れました。
その日は休診の木曜日、「平日なら大丈夫だろう」とタカをくくっていたのですが、お昼には少し早い時間なのにほぼ満席。お盆を過ぎこの辺りの学校は二学期が始まった時期でしたが、全国的にはまだ夏休み。
小学生位のお子さんを連れたファミリーの多いこと。
今や全国的に有名であることを実感した次第です。
広いフロアには多くのテーブルが並べられており、箸入れも調味料置きも、今では見かけることが無いレトロ調。
ぼんやりと優しい照明に照らされた空間は、まさに昭和にタイムスリップしたような感覚です。
西根町(現八幡平市)で育った私には、幼少時たまに連れて行ってもらった川徳デパートの屋上はパラダイスでした。
そこには小さな遊園地と大食堂があり、旗の立ったお子様ランチが。
そんな記憶がよみがえってきました。
メニューも種類豊富で、しかもボリューム満点。
どれも美味しそうで迷います。
やはり、昭和といえば「ナポリタン」!!
カツと一緒に楽しめる「ナポリカツ」を選択しました。
娘は「カツ丼」、義母は「ちらし寿司」。さらに私と娘は、名物「ジャンボソフトクリーム」も。
味も懐かしくやさしいもので、三人とも大満足でした。
「ソフトクリーム」は、コーンの付近にはぎっちり詰めてあり、その上は外周を壁の様に積み上げた構造。
これがこの大きさでも崩れない秘密なのだと思いました。
熟練された技術が必要なのかも。
どこから食べたらよいのでしょう。
箸で頂くのですが、食べる方にも技が必要です(笑)
まだまだ惹かれるメニューもあり、再度訪問したいと思っています。
今回は温泉とあわせた日帰り訪問で、体も心も癒されました。
花巻には、廃校になった校舎を利用した「山の駅 昭和の学校」という施設もあり、懐かしいアイテムが数多く揃ってるとのこと。
次回は、そちらとあわせて楽しんでみようかと考えています。
皆さんも昭和への小旅行、いかがでしょうか? 文: 松浦 政彦