虫歯?歯周病?いえ、これからは第3の疾病「咬合病」にご用心!!

こんにちは。歯科医師の松浦直美です。

みなさん、歯科を訪ねる理由はなんでしょうか?

「当たり前のこと聞くな!」という声が聞こえそうですね。

詰め物が取れた、虫歯で歯が痛い、歯周病で歯茎から血が出る、もしくは、なんでもないけど定期メインテナンスで。

大抵の方が歯科に通う理由は、この辺りになるのではないでしょうか。

歯科に行く理由の中に、「定期メインテナンス」が定着してきたのは素晴らしいことで、ずっと続けていただきたい習慣ではありますが、これも主な目的は「虫歯」と「歯周病」を発生させない、もしくは進行させないことが大きな目的です。

しかし今、メインテナンスだけではなんとも予防することができない、大きな問題になりつつある症状があります。

それが、「咬合病」。

その名の通り、「噛み合わせ」のしかたによって起こる数々の症状のことを言います。

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咬合病ってどんなもの?

噛み合わせの問題で一般の人たちも聞いたことがある名前と言えは、「歯列不正(歯並びが悪い)」、寝ている間の「歯ぎしり」「食いしばり」などでしょうか。

さらには、食いしばりと似て非なるものが、TCH(Tooth Contacting Habit:上下の歯の接触癖)。

知らない方が多いのですが、本来あ上の歯と下の歯がものを介さずに直接噛み合っている時間は1日に15分程度。その他の時間は、上下の歯は2ミリほど離れているのが普通です。

しかし、現代社会のストレスなどにより、「上下の歯の接触癖」歯を常に噛み合わせている癖のある方が急増していると言われています。

はぎしり、食いしばり、そしてTCH。これらの習慣が続くと・・・

顎の関節に問題が起きたり、歯がすり減ってどんどん短くなったり、歯がかけてしまったり、治療した被せ物が撮れやすくなったり、歯の根元がすり減ってくる「くさび状欠損」を起こしたり・・・

たくさんの問題が、起こってきます。

自分でチェック!噛み合わせの心配がある方の特徴

顎の症状

朝起きた時に、なんとなく顎が疲れている、という程度の症状から、顎がカクカクする、口を大きく開けづらい、顎が痛い、などの症状が出てくることがあります。

筋肉の疲れ、痛み

エラの周りの筋肉の痛み、疲れなどを感じる方もいます。頬骨からエラに向かってついている大きな筋肉(咬筋)を指で押してみて、痛みがあるか確認してみましょう。

舌の脇にくっきりと・・・

舌をベーッと出した時、脇に上下の歯の跡が線になってくっきりとある方も、食いしばりがあると言われています。

歯のすり減りや欠け

前歯を見てみましょう。先端が薄くなって透明になっていたり、ぎざぎざになっていたりすることが多いです。若い頃に比べ、明らかに歯が短くなってきた、という感覚も、わかりやすい指標です。歯が短くなるとなんとなく老けて見えるのは、歯のすり減りが長い間の噛み合わせ癖による老化現象だからでしょう。

前歯よりはご自分ではわかりにくいですが、奥歯はさらにすり減りが強く見えるところです。噛む面がツルツルにすり減っていることもありますし、歯と歯ぐきの境目の根元が大きくえぐれたようにすり減っていることもあります。

咬合病の治療は

自分の症状、咬合によるもの?と思ったら、やはり、歯科の受診が必要です。

原因が何なのかを探し、その原因に対する治療や対応をしていきます。

歯軋りや食いしばりが原因であれば、歯を守るためのマウスピースの装着や、強すぎる咬筋の力を弱める咬筋ボトックス治療。

TCHであれば、生活指導や、状況によっては咬筋ボトックス。

原因が歯並びや噛み合わせそのものである場合は、矯正治療や、被せ物などで噛み合わせを整える必要が出てきます。

いずれにしても、大切な自分の歯を長く守るためには、咬合病の「芽」を早く見つけ、対応することが何よりも大切です。

その上で、虫歯や歯周病を予防するための「定期メインテナンス」を習慣化すれば、鬼に金棒ではないでしょうか。

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