世界の歯科医師と学ぶ審美歯科の世界! 〜第104回 歯科医師夫婦のつれづれ手帖〜

歯科医師夫婦のつれづれ手帖は、2010年から歯科医院を営む夫婦が、医院を訪れる患者さんに自分たちの人となりを知ってもらいたいという気持ちから、2014年より院内新聞の一角に書き始めた小さな文章。
なんだかんだで続いています。
ルールは2つだけ。

ルール1 必ず毎月、どちらかが書く
ルール2 内容は、歯科治療以外のこととする(時々ルール違反あり)

第104回  世界の歯科医師と学ぶ!審美歯科の世界

審美歯科(しんびしか)という言葉を聞いたことがあるでしょうか。

字面からなんとなく分かる通り、痛い歯を治療したり、歯周病のケアをしたり、といったいわゆる一般歯科治療とは一線を画した、「口元を美しくするための治療」が審美歯科という分野です。

具体的な治療は多岐にわたるのですが、歯並びを治す矯正治療や歯の色を明るくするホワイトニングのほか、美しい審美材料や薄いセラミックを使って歯の色や形を整える、というような内容が主に挙げられます。

歯を大きく削って人工的なセラミックを被せる、という「破壊的な」審美治療は今や過去の話。

今では、なるべく 歯を削らずに効果を出す方法がたくさん出てきていますし、そのための研究もとても進んでいます。

歯科治療を行う際には、ぜひ、そんな「ミニマル」な審美歯科治療にも、興味を持っていただきたいなと思います。

さて、まだ春には遠い2月の終わりに、そんな最新の審美歯科の考え方をさらに深く学ぶべく、イギリスのロンドン まで、研修に行って参りました。

イギリスの大学のオンラインコースの1週間のスクーリングで、世界中から集まっ た歯科医師たちと和気あいあいと、講義や実習に勤しむ7日間は、50代には少々キツいものでもありました。はじめの数日は時差ぼけと英語シャワーで頭痛が止まらず、体力の低下を実感したものです。

しかし、無事全ての日程が終わった時にはとてもすがすがしく、これから目指すべき道がすーっと見えたような、 そんな気持ちになりました。

オンラインとはいえ、コースは3年間にも及びます。

1年目のロンドンでのスクーリングを終えて、辛いから1年でやめようか、と 思っていたこのコースを、もう少し続ける決心をしました。

だって、いくつになっても人は健康で、そして綺麗でいたいもの。男も女も、年齢も関係ありません。

高齢化社会に おいて、見た目だけではなく噛み合わせも整える審美歯科治療は、これからますます必要になると確信したからです。

効果的な定期メインテナンスの普及とともに、体にも心にも優しい最新の審美歯科を自信を持って提供できる ように、知識をまとめていきたいと思っています。

(MDCニュースレター2023年4月号より:文 松浦直美)

*ロンドンでの研修を4回に分けてまとめています。興味のある方は、ぜひのぞいてみてくださいね。

 

 

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