【白い歯相談室】美しく健康な歯のためのホワイトニング。オフィスホワイトニング「ホワイトエッセンスプロ」の実力

こんにちは。歯科医師の松浦直美です。

歯や口元を美しくする治療、「審美歯科」の第一歩といえるホワイトニングは、歯を全く削ることなく歯の色を明るく、白くしていく素晴らしい歯科治療の一つです。

当院では、国内で一番最近認可されたホワイトニング製剤である「ホワイトエッセンスプロ」を使用したホワイトニングを取り入れました。今までの製品も、国内できちんと認可がおりている優れた製品でしたが、この最新の認可製品は、一味違いました。

いまから、当院の最新ホワイトニングや、よく患者さんに聞かれる質問について、わかりやすくお話ししていきますよ〜!

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Contents

疑問1 ホワイトニングはどんな時に行われるの?

歯科のドアをくぐったらまずしていただきたいことは、クリーニング(バイオフィルムの除去)と、ホワイトニングです。

クリーニングの後、虫歯治療があろうがなかろうが、歯を明るくすることは気持ちまで明るくなって歯に対する意識も高まりますし、治療をする前に歯を白くすることで、古い詰め物の着色が目立たなくなったり、色が暗くて治療しようと思っていた歯が明るくなることで、治療が不必要になったり、歯を削る量が少なくなることも多いのです。

そして何より、現在在籍している英国Kings College Londonの審美歯科大学院のコースで、なんとホワイトニングをすることで、歯周病改善や虫歯予防(特に高齢者)の効果がある、というエビデンスを学んで、本当に驚いているところです。

そんな素晴らしいホワイトニングは、できれば全員にまずは受けていただきたい治療ではありますが、初めての歯科医院を受診して、いきなり保険外治療であるホワイトニングというのは敷居が高い、と感じる方もいらっしゃるでしょう。

そのような方に、当院がホワイトニングをおすすめするのは下記のような場合です。

1。まずはやはり、「歯を白くしたい」という希望がある方
2。詰め物のやり換えや、古い被せ物を外して作り直す予定のある方
3。歯周病治療や虫歯治療が全て終わり、「定期メインテナンス」に入る方
4。インビザラインによる矯正治療中、もしくは矯正治療終了後の方
5。定期メインテナンスに入ってから、定期的にクリーニングとホワイトニングを併用したい方

やってみると意外と簡単なホワイトニング。一度やれば一生真っ白、とはいきませんが、定期的に取り入れることで白さが持続し、さらに白さが重なっていきます。

多くの方が定期的にケアをしている髪やまつ毛、ネイルと同じような感覚で、歯の定期メインテナンスとホワイトニングを習慣に取り入れていただけることが理想ではないかと強く感じています。

疑問2 ホワイトニングは、どんな風にやるの?

ホワイトニングの種類は二つ。

歯科医院で椅子に座って、歯科医師や歯科衛生士が行う「オフィスホワイトニング」(写真上)と、歯型をとって自分専用のトレーをつくり、その中にホワイトニングジェルを入れてご自宅で2時間ほど装着する「ホームホワイトニング」(写真下)です。

オフィスホワイトニングは、初回約60分、2回目以降は30〜40分ほど。椅子に座って短時間で、楽ちんです。

オフィスホワイトニングは、歯のクリーニングが終わったら、歯ぐきをまもるお薬を塗って、ホワイトニングジェルを歯に乗せて、専用の光線を10分ほど当てます。これを、2回〜3回繰り返したのち、色を安定させるジェルで軽く研磨して終了です。

ホームホワイトニングは、じっくりと自分のペースで継続できるホワイトニング。トレーがあればジェルを購入するだけで、経済的です。

ホームホワイトニングは、自分でトレーにジェルを入れ、2時間ほどの装着を初回は2週間から4週間、行います。どのくらい白くなりたいかによって、期間を伸ばしたり、オフィスホワイトニングと組み合わせたりして、目指す白さに近づけていきます

疑問3 街にあるホワイトニングサロンのホワイトニングと、どう違うの?

「ホワイトニング」という文字を、エステサロンや、ホワイトニングサロンなどで目にすることも多くなりました。費用も歯科医院で行うホワイトニングよりは安めの設定になっていることも多く、気になっている方もいらっしゃるかもしれませんね。

そのようなサロンと、歯科医院でのホワイトニングの1番の違いは、「過酸化水素」の有無です。

過酸化水素の力をうまく引き出して、かつ歯に影響がなく、むしろ歯質を強化することができるようににさまざまな触媒を加えているのが国内できちんと認可を受けている歯科用ホワイトニング製剤です。

ホワイトニングサロンのホワイトニングは、「酸化チタン」という触媒が使われていることが多いのですが、これには歯を白くする効果はありません。

強いて言えば、着色汚れなどの汚れを浮かせて取れやすくする効果があると言われています。

ホワイトニングサロンでのホワイトニングは、もともと若くて歯の変色が少なく、歯がもともと白い方が、軽度の着色をおとす目的であれば満足できるかもしれません。

その場合でも、歯科医院での定期検診やクリーニングはぜひ受けることをお勧めいたします。

疑問4 歯科医院で受けるホワイトニングなら、みんな一緒? いいえ、「国内認可製品」であるかを確認しましょう!!

前述の通り、歯を白くする「ホワイトニング効果」があるのは過酸化水素のみです。

その過酸化水素を使用し、さまざまな製剤を混ぜ合わせて「独自の(無認可の)」ホワイトニングを行なっている歯科医院も存在します。

そのこと自体は、全く違法ではありません。

私も、(原価の安さに惹かれて)そのようなホワイトニングを推奨している各種セミナーに参加してみたことがありますが、それを使用したホワイトニングを行おうとは思えませんでした。

もちろん、過酸化水素が入っている限り、ホワイトニングの効果はありますし、国内認可製品に比べて「圧倒的に」原価が安いのは確かです。

しかし、ボトル単位で購入する過酸化水素の扱い(特に保管)がとても難しく、スタッフの負担が大きい事や、混ぜ合わせている製剤の安全性もわからなかったことから、当院ではしっかりと厳しい国内認可を受けて製品化されたホワイトニング製剤のみを使用することにしています。原価は10倍以上高くなりますが、使い方も簡便で誰が行なっても同じ効果が得られ、そして何よりとても清潔で安全だからです。

現在、厳しい審査を受けて日本で認可されているホワイトニング製剤はほんの「5種類」ほど。購入時の原価も高く、その分、安全性と効果には保証があるのです。

当院が現在使用している「ホワイトエッセンスプロ」は、日本で一番新しく正式な認可がおりた製品です。

過酸化水素のホワイトニング効果を高める触媒として使用されていた「酸化チタン」が、あまり効果がないことがわかり、かわりに「重炭酸塩(重曹)」を触媒として添加した製品。

実際に自分や家族、当院スタッフに使用してみて、その効果の高さと刺激の少なさには、感動しました。今までの製品は、歯が白くはなっても、一時的ではありますがマットな質感になり、歯に負担をかけているように思ったこともあるのですが、この新しいホワイトニング剤は、歯がつやつやと白く輝いて、みるからに健康的です。

本当に、良いホワイトニング製剤が開発された、と感動したものです。

疑問4 私の歯、どこまで白くなるの?

ほとんどの人の歯は、やり方によって「ブリーチシェード」(下の写真の右端:「W」の色)というホワイトニングが目指すもっとも白い色まで安全に持っていくことができます。

ある程度高い白さを目指すには、オフィスホワイトニングを4〜5回繰り返したり、ホームホワイトニングと組み合わせたり、という「計画」が必要です。さらに、目指す白さを固定させるために、定期的に繰り返すことも必要になります。

ホワイトニングの歯の色については、下記の記事で詳しくお話ししています↓

どのくらいの白さを、どのくらいの回数で実現できるかは年齢や歯の質、食生活などによって違いがあり、一概には正確に予想できないものであることも、理解が必要です。そのために、私たちプロがいます。

目指す健康的な白さのために、一緒に伴走していく、そのように使っていただけると嬉しく思います。

*ご注意:被せ物や、虫歯で大きな詰め物、神経をとって変色した歯には効果がなく、違う方法を考える必要があります。

 

疑問5 一度白くなった歯は、いつまでもつの?

多くの方が高い白さを実現できるようになった最新式のホワイトニングですが、その「白くなりやすさ」も、「持続の長さ」も、個人差があります。

もっとも影響を及ぼすのは、「年齢」「歯の質」そして「生活習慣」。

年齢が若いほど白くなりやすく持続しますし、タバコやコーヒー、お茶や赤ワインなどをよく嗜む方は色戻りも早いです。

しかし、定期的に繰り返すうちに、白さは定着しやすくなり、長持ちもするようになります。

初めは1〜3ヶ月くらいで繰り返していたホワイトニングが、いつの間にか6ヶ月に一回でよくなり、1年に一回、もしくは何かのイベントの前にレスキュー的にタッチアップする、という形で十分になります。その場合も、「なりたい白さ」に併せて、ホームホワイトニングを数日、オフィスを1回、など相談します。

疑問7 矯正治療中でもホワイトニングはできるの?

インビザラインというマウスピース型の矯正装置を使っている場合は、ホームホワイトニング用のジェルをマウスピースに入れて使用することで、矯正とホワイトニングを一緒に行うことができます。

しかし、確実にホワイトニングを行うためには、歯に矯正のための附属物がつかなくなる矯正終了後に行うことが理想です。

まとめ

歯科医院で受けるホワイトニングについて、理解していただけましたか?

一口にホワイトニングと言っても、さまざまな方法があり、その効果もまちまち。ホワイトニングをどう使っていくか、清潔な白さの維持なのか、被せ物などの治療前のブライトアップなのか、はたまた大切なイベント前に大幅に白さをアップしたいのか。

その時その時の目的に合わせて歯科医師や衛生士に相談しながら、安全に継続できるホワイトニング生活を多くの方に経験してほしいと思っております。

そして何より、本物の効果と安全性、虫歯に対する抵抗性を兼ね備えた、正規認可製品によるホワイトニングを考えていただければと思います。

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